塩ビパイプを使って艦これの艤装の魚雷部分を作る方法

造形支援記事がやっと2つ目になりました・・・夏から書く書くと言っていたのにまさかの!

艦これの主に駆逐艦にいっぱいついてる魚雷についての製作方法です。
私はこれが強度もあって楽だなーと思いました。水に浸かっても平気、ぶつけても平気なのはこの方法かな?と。
前々からよく「魚雷の先の丸っこい部分を綺麗に丸くするにはどうしてますか?」と聞かれていたんですが、この方法だと確実に綺麗に丸くできます。
もちろん魚雷以外の造形にも使える、強度もあるのでお勧めです。


【材料】
塩ビパイプ
塩ビパイプのキャップ
パイプカッター(1000円ぐらいでホームセンターに置いてある、ちょう便利)
ライオンボード3ミリ
G10ボンド
黒と赤の合皮、塗料
ヤスリ数種類(後で説明します)
サーフェイサー
その他カッターなど造形に必要そうなもの

時雨改二、夕立改二の脚の艤装のオーダーを受けた際にこの方法で製作しました。

これの赤いところと黒いところです。
長くなるので続きに('∀'●)
これ、色んな方法に応用できるので「塩ビパイプってどうやって使うの?」っていう使ったことない、使いたいけど分からない人にも参考になるかも?



1.塩ビパイプをパイプカッターで必要な本数を切って、キャップを被せる

真ん中が塩ビパイプをパイプカッターで切っただけの状態です。
それを右のキャップを被せて、左側の状態にするだけです。
ちなみに塩ビパイプの口径は13mm使ってます。
私はこの細めのを使う機会がものすごい多いんですが大型武器の芯に使うにはちょっと細くて曲がらないか不安なので、切って使うことが多いです。
そんな時に便利なのがパイプカッター!
ゴミも出ず、ほぼ無音で特に力が必要なわけでもないのにめちゃくちゃ綺麗に切れます。
ノコギリでガリガリ切っていたあれはなんだったんだ・・・というほどに楽すぎて使う前の自分をアホかと殴りたくなるレベルで便利なので本当にお勧めします。
私は一応ステンレスも切る機会があるので、ステンレスもいけるよ!ていう種類の使ってますがステンレス切ることない場合は比較的安い塩ビパイプ専用のものでいけます。

キャップと塩ビパイプの接着にはこの接着剤を使います。

塩ビパイプ用の接着剤。300円するかしないかぐらいなので、買っておいて損はない。
特に分割しての大型武器を作る場合なんかは逆にこれがないと不安すぎる。。。
とりあえず安いし買っておきましょう。材料費ケチるといいことないです。

必要な本数全てに、キャップ側にこの接着剤を塗って、固定。

今回、軽量化するためにかなりの本数が必要だったのでこうなりました。


2.キャップのデコボコしてる部分をヤスリがけして平らにする

塩ビパイプキャップ部分には会社名だったり、サイズ(13っていうのとか)があるので、そこを全てヤスリがけして平面にします。
これが数が多ければ多いほど大変ですが、魚雷の先端はつるんとしてるので、ここは心を無にして頑張りましょう。

金属ヤスリだと一瞬なので、できれば金属ヤスリ(私はコーナンオリジナル商品のものと、タミヤのもの使い分けてます)とスポンジのヤスリ(紙ヤスリよりスポンジタイプのほうが使いやすい)を使い分けると早くて綺麗にできます。

この矢印のところの出っ張りが全部についてるので、無心で金属ヤスリで削ったあとにスポンジタイプのヤスリで他の部分も含めて全体をヤスリでガシガシ。

サーフェイサー吹いてたのが余ってたのでこんな画像ですが、塩ビパイプやプラスチックなど、表面がつるっとしていて綺麗なものはサーフェイサーを使うと塗装ノリが全然違います。
ダンボール、工作用紙に塗装する場合もサーフェイサーがあればものすごく便利です。
サーフェイサーについてはまた後で。

ヤスリがけした後の画像。

先にパイプとキャップを接着しておいたほうがいい理由は、ここをヤスリがけする時にキャップだけだと小さくてやりにくいからです。
最低でもこのぐらいまではガリガリ削ってください。実際はもうちょっとやってます。


3.キャップ部分にサーフェイサーを吹く
いよいよサーフェイサーの出番!
今回キャップ部分は特にライオンボードや合皮を貼らず直接塗装をするので、その下地にサーフェイサーを吹きます。
使ってるのは主にこれです

電機屋さんのプラモデルコーナーに置いてあります。ストックも常備してるほどにあると本当に便利です。
「サフる」ってよく聞くけど、どういうこと?と過去に聞かれたことがありますが、単純にサフる=サーフェイサーを吹く、です。
サーフェイサーについてはまた別の時に造形支援記事として書いてもいいかなと思うほどに割と必需品レベル。

で、実際サフりました。ピンクで囲んでる部分です。

塩ビパイプの部分はサフる必要ないので、キャップの部分を2〜3回に分けてムラにならないようにやってます。
ちなみにつるっとした状態よりも、800〜1000ぐらいのヤスリで全体に傷を入れるような状態にしてからサフるほうがサーフェイサーのノリも良いです。ささっと細かい傷を入れる程度で大丈夫◎
細かい隙間はサーフェイサーが埋めてくれます。


4.キャップと塩ビパイプの段差を埋める
ここまで読んでいて「でもキャップ被せたら厚みの差が出ててどうするの?と思ってる方もいるかもしれませんが、ライオンボード3ミリを塩ビパイプのほうに巻いて段差をなくします。

この段差ですが、埋めるのにライオンボード2mmか3mmを巻くとちょうどいい厚みになります。今回は3ミリを使いました。

接着前ですが、ライオンボード3ミリを巻くと段差がなくなります。

いざ、接着。


見ての通りですが、ライオンボードと塩ビパイプ側両方にG10ボンドを塗って、完全に乾燥したら貼り合わせる。
完全に乾いてからです。最近よくライオンボード同士、ウレタン同士の接着がうまくいかないというのをちらほら見かけるんですが、ライオンボードの場合は乾燥しきってない可能性があるんじゃないかなー?と。
ウレタン(PH9)の場合はボンドの量が少ない可能性があります。
とにかく両方完全に乾いてから貼りあわせましょう。でないと意味がないです。

必要な本数全てにライオンボードを巻いていきます。

本当は本数もっとありますが。半分ぐらい隠れちゃうので長さは適当です。
ちなみに今回、PH9の2ミリか3ミリも使ってみましたが、これに関してはライオンボードのほうが相性良かったです。

5.ライオンボードの部分に合皮を貼る


固定後の画像しかなかったんですが、時雨、夕立の脚の魚雷は上が赤、下が黒なので赤と黒の合皮を使って貼りました。
キャップ部分は塗装するので、この時点ではサーフェイサー吹いたまんまです。
貼る時にちょっと隙間できちゃったのでこの後やり直しましたが、合皮を貼るについてはコチラを参照にしてください。

最後に、キャップ部分のサーフェイサーを吹いたままのところを塗装します。
合皮を貼ってる部分も塗装してます。範囲がそんなに広くないのでここは筆塗りしました。

で、こうなりました。キャップの数は大量ですが、塩ビパイプってすごい安いんで、キャップもひとつ30円?とかなのでそんなにお値段気にならないと思います。

塩ビパイプって水道管なので、正直こういう使い方ならものすごい強度があります。
多少のことなら凹みません。曲がりません。
そして水道管なので水にも強いです。難点があるとしたら重量が出るっていうところですが、この脚の艤装は吊らしてもらうのでずれてくる可能性も低いです。



おまけ★でっかい魚雷を実際に投げてみた(・∀・)
夏に海でロケをした時に、伊168で魚雷を投げたい!潜水艦合わせでみんなで魚雷投げたい!!というどうでもいい願望のために作りました、でかい魚雷。

プロペラ部分は省略して投げるだけのために作ったものです。大きさはこのぐらい。
これも塩ビパイプです。重量はかなりのものがありますが実際に投げるとなると重さがなければ飛んでいかないので。あまり実用的ではないですが、投げたい人にはお勧めです。

実際、投げてみた。

左は58みつさんです。ちょう全力で投げましたが砂浜に激突しても壊れない、折れない、曲がらない!そして重いのでめっちゃびゅーん!て飛んでいく!!
まさに私がやりたかった魚雷投げの理想!!!
本当は魚雷でスイカ割りしたかったけどできなかったのが悔やまれる
投げる為の魚雷は、キャップ部分にライオンボードを貼って厚みを出してます。合皮を貼ったのもキャップ部分です。
なのでシルバー部分は塗装のみです。
ほんっとうに重いんですが、水中撮影で潜りたい場合はここに錘になるものを詰めれば持てば沈めるんじゃないかな?と思います。
水辺で使うには塩ビパイプ、とても便利なので是非やってみてください。


というわけで、かなり遅くなりましたが、魚雷の製作方法についてでした!
艦これだと、北上さまとか木曾改二になるとさすがに本数が多過ぎて塩ビパイプ使ってたら重過ぎるのでちょっと無理があるかもしれませんが、お値段もそんなにかからず強度もあるのでこの方法、お勧めです!