ライオンボード同士をくっつける接着剤とその種類

前回の続きです。

ライオンボードについては前回説明したので省略します。
今回は、ライオンボードの特性と、実際ライオンボードを使って何かを作る時に必要な接着剤です。

前回とは別で、ライオンボードで作ったもの、コレ。

艦これ 伊168のリュックはほぼ全部ライオンボードです(一部紙管使ってます)
ちなみにウィッグ結んでる白いやつもライオンボードです。
接着剤もこの記事で紹介してるもの使っています。


【ライオンボード同士の接着】
一番大事なところですが、ライオンボード同士をくっつけるためにはボンドが必要です。
私が使ってるのはG10ボンドです。

ちなみにG17ボンドでもくっつきますが、私はG10ボンドのみです。
「なんでG17じゃないの?」ってよく聞かれるんですが、PH9はG17ボンドだと接着できないので、ライオンボードもPH9も両方接着できるG10ボンドしか使いません。
ライオンボードしか使わない場合はG17ボンドでもいいと思いますが、PH9も使うかもしれないって場合はG10ボンドのほうが無難ですね。

私はPH9使う前からG10ボンドしか使ってませんでした。
理由は参考にしていたサイトに「とりあえずG10にしとけ」と書いてあったからです(・∀・)
なので、G17じゃだめですか?G17ボンドの場合はどうなりますか?と聞かれても実際ほとんど使ってないので答えれないです。
気になる場合は、とにかく一度両方使ってみてそれからどちらがいいか決めるのもいいと思います。

ちなみに私はこの1キロ缶サイズ〜1.5キロのしか使わないですが、そんなにいっぱいいらないという場合はチューブタイプもちゃんとあります。

割安なのはもちろん缶タイプです。でも正直1キロって結構量あるので、最初はチューブを使ってみて、チューブ3つ以上使う場合は缶に切り替えてもいいかなーと思います。あくまでも目安ですが。

G10ボンドはライオンボードに直接塗装する時の下地としても使えるのでいっぱいあって損はないんですけど、開封したらどんどん劣化してくるので劣化した分は捨てるぐらいの覚悟で使うのが1キロ缶。まぁ2週間ぐらいなら特にそこまで問題ないです。


★ちょっと寄り道。開封後のドロドロっとしたボンドをサラサラにするには?
これ!
夏場は特に大活躍!ボンドすぐドロドロしてきてイライラする時はGうすめ液を入れて混ぜれば元に戻ります。

ちなみにサラサラのボンドをこれ使って薄めて塗装下地にも使えます。劣化してきたドロドロのやつを薄めず下地にするのは塗りにくくて難しいので、缶でボンドを買う場合はこのGうすめ液もあると無駄がなくなります。
何よりこのGうすめ液のいいところは く さ く な い !
ラッカーうすめ液でボンド薄めるっていうのもよく聞きますが、私は本当にあのラッカーうすめ液のシンナーくささがダメで頭が痛くなって仕方ないのでGうすめ液使います。大好き('∀'●)

★ボンド薄めたら接着力も弱くなるのでは?
薄めたらサラサラになるので塗りやすくなります。2度塗ればいいだけです。
ドロドロ状態のボンドを無理に塗ろうとするよりも、おとなしく薄めて塗りやすい状態でムラなく塗るほうが重要なのと乾きも早いので、薄める分にはそんなに問題ないです。
むしろドロドロのまま使うほうがうまくいかない原因にもなるので、結構な量使うとか、合皮貼る場合はGうすめ液あったほうが安心です。私は必ず使ってます。


だんだん長くなってきたので実際の接着方法と他に使えるボンドについては続きに。
G17の場合は想定してませんので、もし私が書いている方法そのままやろう!という場合はG10ボンドをお勧めします。
ただライオンボードならG17でも問題ないです。
全く使ったことがないわけではないですが、缶で何個も消費したことはないのでそこだけはご了承を!




【G10ボンドを使っての接着方法】
ツイッターで質問もらった時に、結構勘違いしてる人いるんだなと思ったので大事なことコレです。

1.接着したい面に薄く均一に塗る
範囲が広い場合は何回かに分けてでも大丈夫です。とにかく全体がムラにならないように塗ってください。
塗りにくい場合は、ライオンボードの端っこをヘラにして塗るとすごく塗りやすいです。

2.完全に乾かす
完全に、です。触って手にくっつかなくなるまで乾燥させます。
触った時にボンドが手につく状態はまだ乾いてません。
ボンドを塗っていないものを上に置いた時に全くくっつかない状態ぐらいまで乾燥させてください。
最初に厚塗りにしてしまうと、完全に乾燥するまでにかなり時間がかかります。
ムラがあると薄く塗った部分は乾いてても厚塗りになった部分は乾いてないなどが起こるので、接着面が弱くなってしまいます。
あくまでも目安ですが、最低でもボンド塗ってから20分ぐらいは放置しましょう。

3.貼り合わせる
ちなみに合皮を貼る場合も、両方完全に乾燥させるのがポイントです。
生乾きだと「一見くっついているように見える」だけの状態になってるだけです。
完全に乾いてしっかり接着できている場合、剥がそうとしたら片方がもっていかれるぐらいの接着力があります。

以下、ありそうな質問や実際聞かれたことなどなど。
1と2しっかりできてればまず問題ないです(・∀・)


★完全に乾かしたけどすぐ剥がれてくる、くっつかないんですが・・・
ボンドの量が足りない可能性があります。
Gうすめ液を使っている場合は、薄め過ぎの可能性が。
うすめ液を使っていない場合は薄く塗りすぎています。

あまりにも長い間放置しすぎると接着力が弱まりますが、ライオンボード同士ならまぁ半日ぐらい置いてても普通にくっつく。ボンド塗った量が少ないとくっつかないですが。
ボンドを塗る量は実際やってみないとわからないので、どのぐらいが適切かは実際にやって試してください。
作業時の温度や湿度で乾燥に必要な時間は変わってきます。


★ボンドが乾かない
厚塗りしすぎです


★接着しようと思って重ねたらずれた
ずれないように気をつけるしかないです。ゆっくり貼り合わせましょう。
乾燥していれば問題ないので急ぐ必要はありません。


★接着したけど一部が浮いてくる
浮いてくる一部にしっかりボンドが塗れていない、もしくは厚塗りしすぎている可能性があります。
もう一度作り直すか、切り込み入れてボンドを塗るしかないですが、そうならないように貼り合わせる前に確認するの、すごく大事です!


★本当に完全に乾かしちゃっていいの?

気になる場合は一度ライオンボードの端っこで試してみてください。
完全に乾いた状態で貼り合わせるとどうなるか、乾いていない状態で貼り合わせるとどうなるか、自分の目で確かめると納得いくかと。


★気をつけてボンドを塗ったけどムラになった・・・

塗った時のハケがデコボコになっていたりしませんか?
小さな隙間でも穴が開いていたりするとムラになるきっかけになります。
ライオンボードの切れ端をヘラにして塗ると良いのは、1回きりの使い捨てができるからです。
少しのムラなら、厚塗りになった部分が完全に乾くまで待ちましょう。
完全に乾いた場合、触ってもボンドはくっつきません。
乾いているように見えても案外まだ完全に乾いてないこともあるので、乾燥待ちの間に違う作業をするっていうのもひとつの手です。
私はだいたいボンド塗ったら放置して違うことしてます(・∀・)



接着に関してはこんなもんかな?
あくまでも今回はライオンボード同士の接着についてですが、このムラなく塗るのと完全に乾燥させるはG10ボンド使って貼り合わせる時に欠かせません。
乾燥待てない!とくっつけると失敗の元になってなんのためにG10ボンド使ってるのかわかんなくなっちゃうので、ほんの20〜30分ぐらい我慢です、我慢!


【★G10、G17ボンド以外でライオンボードは接着できないのか?】

できます。
ライオンボードの接着って結構ボンドの量が必要なので割高になる場合のほうが多いですが、細かい部分なら瞬間接着剤を使ってもしっかり接着できて手間も省けたりします。
瞬間接着剤なら100均に売ってるしそのほうが安くない?と思う人も結構いると思いますが、値段で考えてみると一目瞭然なんですが

 
瞬間接着剤は2グラムで300円、G10ボンドは1キロで1400円
(値段はだいたいの目安です。もっと安いものもあるので)
どちらが割安なのかは一目瞭然です。
あとG10ボンドはにおいがーという人も多いですが、私は瞬間接着剤のほうがモロに体調に影響出ます。
瞬間接着剤って少量しか使わないことを想定してあるので、大量に使うとけっこーな刺激があるんですよね。独特のツンとしたにおいや刺激があります。
私はどうも瞬間接着剤が体質的に合わないので使う時はできるだけ短時間で終わらせる、換気するだけでなく自分が外に出て外の空気を吸うとか(もちろん防塵防毒マスクしてます)とにかく時間を短くすることを意識して使ってます。
どうしても瞬間接着剤じゃないとダメな場面もありますが、G10ボンドはそこまで体調悪くなったりしないのでマスクしてこまめに換気さえしてればそこまで気になりません。
慣れもあると思いますが、何より材料に合った接着剤を使うのを優先しています。
どうしても体に合わない場合は別のものを使うほうがいいですが、
接着剤がこんなにいっぱいあるのは「この材料にはコレ」という用途がしっかりあるからです。
逆に言えば合わないものには全く意味がないので、材料を調べて適した接着剤を使うのって実は結構大事だったりします。


【G10、G17ボンド以外でライオンボード接着できるものは?】
あまりお勧めできないですが、木工用ボンドでもライオンボード同士の接着はできます。
ただあくまでも「木工用」なので本来の用途は木材です。
あと乾燥にかなり時間がかかるのと、完全に乾燥しても接着力はG10ボンドよりも劣るので私はまず使いません。
使わない理由は、乾燥が遅い、接着力が不安(せっかく作ったのに壊れたら意味ないので)のこの2点。それならG10ボンド使います。
ただ木工用ボンドの場合、前回書いた100均のカラーボードやスタイロフォームにも使えてにおいもキツくないのが良い点です。

同じGボンドでにおいもしなくて木工用ボンドよりも接着力も強いのはコレ↓

このウルトラ多用途SUクリアは本当かなりがっちり接着できてほとんど何にでもいけるんじゃない?!ていうぐらい接着力あるんですが、割高です。
なので私は応急処置用としてイベントとかの時に持ち歩いてます。
厚底の底とれたー!って時、一度友人にこのボンド使ったことありますがその日は特に問題ありませんでした。笑
なのでこれの小さいサイズはコスプレ用のキャリーなんかに入れておけばすごく便利なんですが、メインで使うとなるとちょっと扱いにくい部分もあったり(完全に乾燥するまで時間がかかる)
ただニオイはほとんどないです。透明なのではみ出してもあんまり気になりません。
友人の厚底の底がとれてくっつけた件でゴム製品に強いイメージありますが、プラスチック、発泡スチロールにも使えるので、あると便利。
ただまぁやっぱり便利な分、ちょっと割高です。

あとはエポキシパテとかになりますが、重量が出てくるので私の中ではまず使いません。
ライオンボードを使う場合、軽量化が目的なので重量が出る接着剤だと本末転倒なので。


で、一番最後になっちゃいましたが、これが一番よく質問とか相談いただくんですが

グルーガンじゃダメなの?
わたしはダメです。
理由は接着部分に厚みが出る、耐久性があまりないからです。

コスプレ的にはものすごく便利な部分もいっぱいあるんですが
本接着としては厚みが出る(製図の時点との誤差が出てくる)
グルー分の重量が出る(軽量化が目的なのに重量が出てしまう)
熱に弱い(真夏の屋外で使うには不安)

という点が接着剤としては使いにくいなと。
実際グルーガン自体は接着剤として使われますし、本格的なものなら細かい電子機器に使われたりもしますがそれにはちゃんとした用途のグルーと、いわゆるガン側が必要になってくるので揃えるとなるとこれもまたちょっと面倒。

グルーガンは接着剤でいうならホットメルトになるんですけど、本格的なものでなくて100均に売ってるグルーガンじゃダメなの?と聞かれることが多いので、私は使わないと答えてます。

グルーガン自体がだめなわけじゃなくて、あくまでもライオンボード同士の接着にはもっと他にいいものがあるから使わないだけです。

コスプレイヤー大好きグルーガンとよく言われますが実は私はあまり好きでないグルーガン。
これに関してはまた別の時に書きます。長くなるので。


ということで、ライオンボード同士をくっつける場合の接着剤についてでした!
質問やご相談は、ツイッター@saya490までどうぞ(・∀・)!
答えられる範囲でできるだけ返答させてもらいます。

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