いきなり完成品載せるのもなーと思いましたが、最初ってどこを何で作っていいのかわからない場合が多いと思うので、参考になればということで、今回自分用に作ったものの材料ばばーん!と公開します。
ひとつ前の記事と画像同じですが、グラブルのリリィの杖です。
★使用材料
・PH9 5ミリ、3ミリ
ライオンボード、リアラボード、コスプレボードなど色々ありますがPH9でなくてもいけます。
ただPH9は固いので尖った形状のものでかちっと作りたい時に向いてます。
が、いわゆるライオンボードに比べると単価が高いのと、G10ボンドでしか接着できない、ボンド結構吸いこみます。
斜めカットしやすいウレタンっていうのがいわゆるPH9で、ライオンボードがもうちょっと硬くなったようなやつ
・塩ビパイプ
分割もしやすい、軽いので。あとステンレスのパイプも芯で2カ所通してます。
・ゴールドの合皮
ファンタジー!なので今回きんぴか使ってます。
Lab.syの過去の製作物だと艦これ金剛型のヘッドセットに使ってるものと同じです。
3000円/mぐらいでメーター販売しかしてないのでちょっとしか使わない場合は他のゴールドでもいいと思います。
・シルバーの合皮
今回塗装はクリアブルーメインなので、色ノリしやすいシルバー貼りました。
結果的にとても良かった!塗装するならシルバーあると本当にすごく便利です。
・水色のバラの造花
1つ600円ぐらいのやつを3つ。衣装につけるのは塗装し忘れました笑
造花に後で着色する時はできるだけやっぱ薄い色のほうが綺麗だと思います。
・ポリエステルパテ
色んな種類ありますが、お気に入りはコレ
エポキシパテに比べて硬化めちゃくちゃ早いです。1時間あれば硬化してるので急いでる人は特にいいかと。
ただ硬化が早いので形成する時間があんまりないのと、生クリームみたいな感じなので
とりあえず盛ってあとから削って形成するっていう感じのもの。あとにおいがなかなかキツい。
長くなったけど以下、図説。
衣装側に固定はグルーガン使ってます。
頭の飾りについてる造花とトゲトゲもグルーガン。
こういう時には便利なのだ、グルーガン・・・
あと、今回は熱加工ほとんどしなかった・・・というかどこもしなかったかもしれない・・・・
こんな感じで全部作りました。
本当に作ったことない場合、最初ってどこに何を使っていいのかわからないと思うんですが
軽く仕上げたいところ→ウレタン(PH9、リアラボード、コスプレボード、ライオンボードとかそういう名前のやつ)
尖ってるけど刺さらない、折れないようにしたいところ→ウレタン
武器の持ち手とか長い棒部分→塩ビパイプ(太さの種類多いので楽)
ウレタンでは形成しにくい形のもの→エポキシパテ、ポリエステルパテ
私はこれを目安に材料選んでます。
例えばですが、後ろのベルトのチェーンみたいなところは軽くして浮かせたかったけど、パーツ数ものすごい多かったので、これはキャストで抜くほうがいいのでは・・・
と思ったんですが、軽くしたいしなー針金通したいしなーきんぴかの同じ合皮貼りたいしなーってことでPH9選びました。
中にはこれでもかというほどに細かいウレタン詰まってるので形崩れも踏みつけない限り大丈夫。
実際上から座って思いっきり体重かけちゃったけど何もありませんでした。
んでもし変形しちゃってもカッターで切り開いて同じパーツまた作ればいいので。
あと後ろなのでもたれたり座った時に割れない、尖ってるので人にぶつけた時のことを考えると柔らかい素材のほうがいいというのもあります。
私が製作する上で一番気にしてるのは、
強度と安全面です。
いくら強度があっても尖ってる部分がもし誰かに刺さったりしたら大変なので、そういう部分はとにかく柔らかい素材で作って人やものにぶつけた時に
製作物が負けるように、が大前提にあります。
これ本当に大事なことだと思うんですが、ツイッターでRTで回ってきたりするもので針金むき出しの方とか、イベントで使うの大丈夫なの・・・?と少し心配に。
自分が怪我するのは自損事故でいいですが他人に怪我させてしまったら大変なことになるので、そういう他の人への配慮は決して忘れてはならんと思っています。
私は上記の材料が自分でも使いやすくてよく使ってますが、人によってはもっと違うもの(スタイロとかサンペルカとか発泡スチロールとか)のほうがぴったりな場合もあると思うので
自分にあった材料
作るものに適している材料
これを意識するのが近道なんじゃないかなー?と。
いわゆるライオンボードはやっぱ、万能なので私は誰にでも一番にお勧めします。笑
今回、いきなり完成品でしたが次は合皮に塗るボンドの量とか2度塗りする理由について書く予定です。
過去の造形支援記事も合わせて読んでもらえればもっと色々分かりやすいと思います^^
もし何か質問などがあれば、コメント欄からお気軽にどうぞー!